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過去に読んだ本:一言書評・読書ログ-70

PexelsによるPixabayからの画像

これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。

氏名の誕生 尾脇秀和(著)

苗字と名前を組み合わせた氏名は、明治になってからすべての日本人につけられたが、それ以前は特に江戸時代には一人の人間が様々な名を使っていたようだ。

現代では基本的に一人一つの氏名しかないのが当たり前だが、江戸時代では社会的地位が変わるごとに名前が変わっていく。

時代劇で登場人物がいろんな名前で呼ばれているわけがわかった。

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百鬼園随筆 内田百閒(著)

随筆だけではなく短編小説も含まれている。

作品に登場してくる百鬼園先生は独特のキャラクターで味わい深い。

またおかしみのある作品もあり、読みながらニヤリとしてしまうことが度々あった。

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トヨタのEV戦争 中西孝樹(著)

いま自動車産業はEV(電気自動車)への変革期を迎えているらしい。

日本ではあまり感じられないが、世界ではどんどんEVへシフトしているようだ。

EVではソフトウェアが大きな役割を果たすため、SDV(ソフトウェアで定義される車)とも呼ばれるらしい。

携帯電話がガラケーからスマホに移行したように、車種ごとに独自の特徴を持つガソリン車から、ハードウェアやOSが標準化されソフトウェアで付加価値を提供するEVに向かうのは必然のように思われる。

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ことばの白地図を歩く 奈倉有里(著)

翻訳家である著者が、外国語の習得の仕方や翻訳するときに考慮すべき点などを述べている。

目標を定めて効率よく学習することも必要だが、それ以外にどんな形でもその言葉に触れる機会をたくさん増やすことも大切らしい。

また会話などでその言語をうまく口に出せなくても、その後に頭の中で反芻することも役に立つようだ。

翻訳というものは一字一句忠実に訳すことではなく、その本をどのように理解したかを表現するという面があるということは納得できた。

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空想地図帳 今和泉隆行(著)

世の中には空想のまちの地図を描く人たちがいるらしい。

そのうちの一人である著者が、いろんな作者の空想地図を読み解いてみたり、その空想地図を解説して制作過程やそのリアルさを検討したりしている。

最後には空想地図を描くためのポイントなども説明している。

自分も地図を読み込むことは好きなので、空想地図にはとても惹かれるところがある。

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22世紀の民主主義 成田悠輔(著)

選挙によって民意を反映させる民主主義がもはや機能していない。

選挙に行ったり選挙制度を変えるくらいでは何も変わらないのではないか。

このような疑問に対して著者は選挙なしの民主主義を提案する。

もし選挙なしで真の民意が政策に反映されるようになれば、政治家という職業は不要になるだろう。

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