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過去に読んだ本:一言書評・読書ログ-74

Mirko StödterによるPixabayからの画像

これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。

大還暦 島田裕巳(著)

大還暦、すなわち120歳まで生きることが視野に入ってきた現代で。その長い老後をどう生きるのか。

宗教学者である著者は、まず死について語る。

そして、その死が訪れるまでの長い期間で生涯学ぶことを著者は勧める。

学ぶにあたっては一次資料にあたること、現地に赴くことが大切だと説く。

自分としても死ぬまで学び続け、生涯現役でありたいと思う。

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キラキラ共和国 小川糸(著)

「ツバキ文具店」の続編。

主人公のポッポちゃんが家族を持ち、いろんな出来事があり、成長していく物語。

物語の中に手書きの手紙が出てくるが、なんとも言えない味わいがある。

手書きの文章は良いものだなと思う。

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をんごく 北沢陶(著)

大正時代の大阪船場の呉服店の息子と亡くなった妻をめぐる物語。

この世のものとは思えぬ者が出てきたり、思わぬ出来事が起こったりする怪談ではあるが、謎解きの部分もあり、引き込まれた。

人の欲望や人を思う気持ちなど人の情念を感じる作品だと思う。

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イラク水滸伝 高野秀行(著)

イラクの湿地帯を著者が旅する。

イラクに湿地帯などがあるのかと思ったが、そこはメソポタミア文明発祥の地でもあり、今でも水のある地域だった。

イラクのことはほとんど知らなかったが、イラクの人たちやその生活の一部を知ることができた。

日本人からすると驚くべきことが多いが、世界にはいろんな人たちや生き方があることを改めて実感する。

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オリエント急行の殺人 アガサ・クリスティ(著)

ヨーロッパを走るオリエント急行で起こった殺人事件。

その列車に乗り合わせた名探偵ポワロが事件を調査する。

国籍も身分も様々な多くの乗客が登場して、読んでいるうちに混乱するが、すべての登場人物に何らかの役割があるところは驚かされる。

そして、最後の事件の解決の仕方は、考えさせられるところがある。

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プロジェクト・ヘイル・メアリー アンディ・ウィアー(著)

宇宙を舞台にしたSF小説。

本のタイトルにあるヘイル・メアリーとは、アメリカンフットボールで使われるイチかバチかのパスのことだが、このプロジェクトはまさにイチかバチかの計画だ。

この作品では、物理、科学、生物学などの理論がわかりやすく説明されており、物語の状況がなんとなく想像される。

まさにこのような世界が未来ではあり得るのかもと思わされる。

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