これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。
にがにが日記 岸政彦(著)
社会学者である著者のとりとめのない日記。
著者のきし先生と連れ合いのおさい先生、そして2匹の猫、おはぎときなこが登場する。
きし先生の生活ぶりはとてもまねできないが、楽しそうである。
ときどき、わけがわからず笑ってしまうところもある。
ところどころに、おさい先生のイラストが載っていてとても受ける。おもしろい。
最後におはぎが亡くなるところが綴られているが、これは泣けてしまう。
運転者 喜多川泰(著)
仕事も家庭も問題を抱え、自分は運が悪いと思っていた主人公が、あるタクシーに出会い自分の人生を見直す。
運とは、良い悪いで表現するものではなく、貯める使うという表現をするもの。
努力は必ず報われるが、必ずしもその人が期待するタイミングでは現れては来ない。
何にでも好奇心を持つことが、いろんなことを体験でき人生が豊かになる。
様々な気づきを与えてくれる作品だ。
黒牢城 米澤穂信(著)
戦国時代に織田家に反旗を翻した荒木村重が籠城する。
この時代の武士や民衆の考え方は、現代の我々とは異なるところが多いと思う。
特に、死が身近だったからか、死に対して、また死後の世界に対して常に考えているように思う。
そして、自分が望む死を求めて、生きているのかもしれない。
世界の有名美術を1冊でめぐる旅 山上やすお(著)
世界各国の有名美術館とその代表的な名画を紹介している。
ほとんどが名前しか知らない美術館や名画であったが、その成り立ちや背景などを知ることができて勉強になった。
それらを知ると、鑑賞の仕方が変わってくるように思う。
名画の紹介だけではなく、その町の名所やグルメまで紹介されていて、まさに旅に行ったような感じだ。
ユリイカの宝箱 一色さゆり(著)
ある旅行会社のアートを巡るたびに参加した女性の物語。
心に色んな思いを抱えた人たちが、アートに触れていくうちに心が癒やされていく。
美術館やそこにある作品には、観る人に何らかの影響を与える力があるのだと思う。
たぶん作者が込めた思いなども現れるのかもしれない。
古代マヤ石器の都市文明 青山和夫(著)
マヤ文明というのは他の古代文明と同様に大規模に栄えた文明なのかと思っていたが、実際には小さな都市がいくつも興っては廃れるのを繰り返していたようだ。
また他の文明と交わることもなかったのも特徴で、鉄が使われずに石器をずっと使っていたようだ。
マヤ文明は人類が独自に文明を発展させていく一つのモデルとして考えると、とても興味深い。
もっと詳しく知りたい方へ
・関連ブログ記事
・各種オンラインコース
・Udemyオンラインコース・クーポン
・無料プレゼント(情報セキュリティ関連資料)
皆様のお役に立つ情報をご提供しています。
ぜひ、こちらもご覧ください。