これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。
歴史 ヘロドトス(著)
紀元前のギリシャやペルシャの様子を歴史の父と呼ばれる著者が記している。
様々な説話や風習が記述されており、当時の人々や地域の状況がわかる。
中には本当かと疑うようなこともあるが、そこには何らかの史実が元になっているのだろう。
また、多くの争いが描かれているが、いつの世でも人は争うのかと考えさせられる。
えてこでもわかる般若心経 笑い飯哲夫(著)
著者が般若心経を一句ずつ訳しながら解説している。
この世のすべてのものは実体がなく無であるというブッダの教えを説いたもので、漢語とサンスクリット語が混ざった文章である。
般若心経の最後の言葉はサンスクリット語で、「頑張って悟りなさい」と応援してくれているらしい。
失われた古代文明 フィリップ・マティザック(著)
古代の中東、地中海地域やヨーロッパ・中央アジアに住んでいた民族について解説している。
それぞれの地域には昔から同じ民族が住み続けていたのかと思っていたが、実際は様々な民族がいろいろと移動してきては消えていったりしているらしい。
日本列島も古代では様々な民族が入り乱れていたのかもしれない。
日本半導体物語 牧本次生(著)
半導体のレジェンド技術者である著者が、日本での半導体開発の歴史や世界の業界の動向などを語っている。
日本の半導体は80年代末には、世界トップの市場シェアがあったのに、その後の日米半導体摩擦の影響などで今なお低落したままだ。
スマホの興隆に対応できなかったなど様々な要因はあるが、官民一体で取り組む必要も会ったのではないかと思う。
またモトローラとの特許戦争を見ると、自社で技術開発することの重要性も感じる。
本心 平野啓一郎(著)
近未来の日本でAIなどの技術で亡くなった母を再生させた息子が、生きていた頃の母の本心を探ろうとする。
そこで、自分が全く知らなかった母の事実を知ることになるが、それを知って果たして良かったのだろうか。
また日本の格差社会がとても広がって描かれているが、そんな社会にならないように考えさせられる。
最後に、絵を語る。 辻惟雄(著)
伊藤若冲などを取り上げた「奇想の系譜」を半世紀以上前に出した著者が、今回は狩野派や円山応挙などの正統と考えられている画家たちについて語っている。
著者は正統の画家を批判しているわけではなく、むしろその素晴らしさを語っている。
正統と奇想とは決して対立しているわけではなく、お互いに影響を与えているようだ。
これは、いろんな物事に通じることかもしれない。
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