これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。
思考の穴 アン・ウーキョン(著)
大学で「シンキング」という人気講義を担当している著者が、思考におけるバイアスなどについて解説している。
バイアスによって人は惑わされて正しい判断ができなくなることがあるが、バイアス自体は人が生きていくうえで必要な面もあるらしい。
しかし、論理的思考力を向上させるには、できるだけバイアスを避けるべきなので、そのための戦略は自分自身にとってためになるし身につけていきたいと思う。
仏教の未来年表 鵜飼秀徳(著)
僧侶でもある著者が、仏教の未来について予想している。
昨今は寺院が消滅したり、墓じまいが増えている。
仏教にとっては危機といえる状況だが、時代の流れに応じて仏教も変わらざるを得ない、あるいは変わるべきといえる。
自分が死を迎えるにあたり、勉強になる予測もあるし、改めて考えてみるべき課題もあった。
諦める力 為末大(著)
ときには諦めることの大切さを著者が述べている。
何かに成功できないのは、努力が足りないからではない。
そもそもその人にとって適切な目標ではなかったからではないか。
人生には成功のための目標がたったひとつではなく、いろんな選択肢があることに気づくことが大切だと思う。
自分にとっての成功とは何かを考えることも必要だろう。
今日の芸術 岡本太郎(著)
芸術とは一体何なのかについて著者が語る。
芸術とは何かをうまく表現したり、きれいに繕ったりするものではなく、自分の中にあるものを表現することが大切だ。
そのために表現の技術がうまくある必要はないという。
また、一般の人たちも芸術を鑑賞するだけではなく、自分で実際に手を動かすこと、例えば絵を描くべきだし、描けると主張する。
これも芸術の楽しみ方のひとつなのだろう。
ノックスマシン 法月綸太郎(著)
ミステリー小説の名作などを題材にしたSFの中短編集。
未来の世界で起こる奇怪な事件が過去の作品と重要な関係を持ったり、名探偵の相棒たちが引き起こす事件などミステリー小説のファンならば興味を引く場面が多々あるにちがいない。
また、ブラックホールなどの量子物理学の世界も描かれていて知的好奇心もくすぐられる。
愛なき世界 三浦しをん(著)
植物の研究に勤しむ人たちを中心に描かれている物語。
植物の様々な謎について解明しようとする情熱が半端ない。
人は知りたいという知的好奇心のためにこれほどまでにのめり込めるのかと思う。
そして、研究対象に対して愛情のようなものを持つようになる。
人には不思議な一面があるとつくづく思う。
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