これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。
反回想 青山繁晴(著)
作家で参議院議員である著者の安倍元総理との回想録。
公には見せないもうひとりの安倍総理の姿を著者とのいろいろなやり取りから描いている。
政治家には様々な顔があることを改めて思うとともに、この国の政治には利権や官僚の思惑が大きな影響を与えていることを実感する。
進化論の知られざる歴史 レベッカ・ストット(著)
進化論についてはダーウィンだけではなく過去から数多くの人たちが同じような考え方を持ち展開してきた。
本書ではその先駆者たちを含めてその足跡を辿っている。
神が創造した世界という考えが支配していた西洋では、進化論を唱えること自体とても危険だったにもかかわらず、その研究を続けることはとても勇気のいることだっただろう。
また、進化論を自分こそが最初に表明したという人たちの人間らしさも味わうことができる。
海の変な生き物が教えてくれたこと 清水浩史(著)
地味だけど一癖ある、あるいは厄介者と思われているような海の変な生き物を紹介している。
カラー写真が掲載されているので、それぞれの生き物の様子がよく分かる。
見た目だけではなく、その生き方も独特でいろいろと驚かされる。
すべての生き物はこれまで彼らが生き存えてきた生き方を貫いてきたわけだが、ヒトは生き物としてのこれまでのその生き方は正しいのだろうかと考えてしまう。
自分らしく生きるための人生の羅針盤 Ryucrew(著)
関西弁CA Youtuberである著者が、外資系エアラインのCAとしての生活や自分の母やカナダ人パートナーとの日々を語っている。
大阪人である著者の軽妙な語りがとても面白い。
特に、母であるオカンとの旅の話は、トラブルはいくつかあるもののとても楽しそうだ。
また、自分の価値観を大切にすることで自分を見失わないように生きることができるという考えは確かにそうだろうと思う。
ナマケモノ教授のムダのてつがく 辻信一(著)
ムダについて考える本である。
最近の風潮では、ムダというものは社会からなるべくなくすことが良いと考えられているが、著者はその考え方に問いを投げかけている。
ムダは本当にムダなのか?そもそもムダとは何か?
効率を追いかける現代について、その生き方ははたして人間らしいのか、考えさせられる。
酒を主食とする人々 高野秀行(著)
エチオピア南部の酒を主食としている民族を訪ねる旅行記。
二週間で3つの村を回るが、いずれも朝から晩まで、子どもも含めて酒を飲んでいる。
ただし、その酒は楽しむものではなく、りっぱな栄養分として摂取しているようだ。
人々の健康を害するものではなく、健康に良いらしい。
酒というものに対する一般的な考えを見直すべきかもしれない。
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