2010年前後頃から読んできた本、特に小説について、読んだ当時に書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。
ともしびマーケット 朝倉かすみ(著)
スーパーマーケットを中心に、いろいろな人たちの生活を描く。
最後には皆何らかのつながりで結ばれている。
ひとそれぞれの人生がある。
ラストリゾート ロベルト・インノチェンティ(絵)パトリック・ルイス(文)
想像力を探しに旅に出る画家。
行き着いたホテルに文学上の人物が泊まっている。
みんな何かを探している。
きれいな絵で泊まってみたいホテルだ。
それでも日本人は「戦争」を選んだ 加藤陽子(著)
日本の近現代史に関する解説。
日清戦争から太平洋戦争まで当時の日本の状況をもとに、なぜ戦争が起こったかを説明している。
いつの時代でも、基本的には国民は戦争を望んでいない。(天皇を含めて)
しかし、一部の人達の考えや周りの状況によって、そうするしかない場合もある。
国力や戦力を考えれば、日本は戦争で勝てる国ではないのに。
彼女について よしもとばなな(著)
母に殺された彼女がいとこや関係者に会いに来た話。
ダリオ・アルジェルトの「トラウマ」という映画がベース。
母は双子の姉で、妹のおばさんには息子がいる。
姪が殺されたことを後悔してきたおばさんが、自分の息子を姪に会わせる。
母と叔母は魔女の素質があった。
現実離れした話だ。自分にはあまりピンと来ないな。
風の中のマリア 百田尚樹(著)
オオスズメバチの生涯の話。女王バチとワーカー全てメス。
春に作られた巣が大きくなっていく様子が描かれる。
ワーカーは一生戦って死ぬが、それが役割。
自然界の仕組みは奥深い。
人間にはわからない部分もあるとても不思議な世界だ。
すずしろ日記 山口晃(著)
日常の些細なことを書き綴った漫画。
奥さんとのやり取りが笑える。
あまり考えずに仕事するのもありかな?