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書評・読書ログ:答えのない世界を生きる:小坂井敏晶

答えのない世界を生きる

小坂井敏晶(著)、祥伝社

フランスの大学で社会心理学を教えている著者が、近代以降今や何が正しいのか「答えのない世界」でどのようにして生きるかを問う本です。とても哲学的な本で、読み進むのに結構時間がかかりましたが、異文化の中で著者が考えたり感じたりしたことが語られていますので、私にとっては新鮮な視点などが多かったです。

この世界に唯一の正解はないという前提で、「過去の宗教裁判やナチス・ドイツなどの政策については、唯一の普遍的真理や正しい生き方があると信じることが問題だ」と著者は述べています。私自身もいろんなことに対して、このようにあるべきだと考えることが多いので、それにとらわれているのは問題だと気付かされましたし、自分の頭で考えることの大切さも改めて感じました。

以下に、本書で私の気づきになった点など挙げてみます。

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