2010年前後頃から読んできた本、特に小説について、読んだ当時に書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。
雪冤(せつえん) 大門剛明(著)
冤罪による死刑執行を防ぐために、父八木沼元弁護士たちが事実究明。
死刑存続か廃止か議論されるが、これはとても真剣だ。
恋人の殺人を偽装して罪をかぶる慎一、恋人の妹菜摘、弁護士石和、ホームレスやっさんなど登場し、物語が二転三転して途中で誰が誰か混乱してきた。動機も自分にとっては?
劔岳(つるぎだけ)<点の記> 新田次郎(著)
劔岳初登頂した測量官柴崎芳太郎の物語
できたばかりの山岳会より早く、三角点を設営するために登頂する。
様々な苦難の末ようやく四等三角点を設営する。(三等はできなかったが。)
測量をするためには、すごい苦労があったのが分かった。
また登頂や測量のためには、測夫・人夫などのチームワークが不可欠だ。
こぐこぐ自転車 伊藤礼(著)
60歳を超えてから自転車を始めた著者のエッセー。
都内から北海道まで、仲間と自転車旅行に出かけるまでに。
自転車も6台目に突入(すごい)。
苦しいけど楽しい、腹立つこともあるけど、うれしいこともある。
還暦を過ぎても始められるのは、とても勇気づけられるし、自分もできると思わせる。
いろんな普通の出来事が書かれていて、特別なことではなく身近なものに感じた。