ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則
ジェームズ・C・コリンズ(著)、山岡洋一(訳)、日経BP社
ジェフ・ベゾスはじめ、いろんな人達が推薦している著名なビジネス書の一冊です。
偉大な実績を上げている企業には、何らかの成功の法則があるのではないかと調査・解明して、それを世界中の人々に伝えようとしている本です。
これらの法則を自分がはたらく企業で適用できる人はもちろん、そうでない人でも、すくなくとも読者の人生に役立ててもらえればと著者は希望しています。
私自身は会社を経営するような立場ではありませんが、自分の仕事や生活に活かすことができる法則があるのではないかと考えています。
特に、人に関する法則については、自分が何かに取り組む時に参考にしたいと思っています。
以下に、本書で述べられていることで、私自身が参考にしたいと思った点など挙げてみます
- 模範とすべき指導者は、穏やかな人柄でめだたなくても、内面は極めて厳しく、どんなことであれ自分が関与する以上は最高のものにするために全力を尽くす姿勢を取る。それで自分が得られる報酬や名声に関心があるからではない。
- 成功を収めたときは、窓の外を見て成功をもたらした要因を見つけ出す。結果が悪かったときは、鏡を見て自分に責任があると考える。
- 適切な人は奨励給制度がどうであろうと、適切な行動をとって最善の実績を生み出すのだ。
- 学歴や技能、専門知識、経験などより、性格や労働観、基礎的な知能、目標達成の熱意、価値観を重視すべき。
- 最高の人材は、指針を与え、教え、導けば、管理を必要としない。
- ストックデールの逆説:どれほどの困難にぶつかっても、最後にはかならず勝つという確信を失ってはならない。そして同時に、それがどんなものであれ、自分が置かれている現実の中で最も厳しい事実を直視しなければならない。
- 自分にとって意味のある仕事、自分が情熱を持てる仕事、「なぜ偉大さを追求するのか」という問いに、そんなことは自明ではないかと思える仕事を探す。その仕事なら、偉大さを追求せずにいられなくなるから。