Eコマースシステムはアイデアを試しやすいが・・・
Eコマースのビジネスは、お客様に直結しているビジネスなので、商品・サービスや売り方について比較的新しいアイデアが出やすいと思います。そして、インターネットの世界では次々と新しいテクノロジーやサービスが出てくるので、それらを利用していろいろなアイデアを実施することができる環境にあると思います。
また、販売促進のためのキャンペーンについては、いろいろなキャンペーンを実施しやすいです。つまり、大抵の場合は顧客や取引先などに関係なく、自社だけでキャンペーンを実施できるので、実施するキャンペーンについて自分たちだけで決められます。
そのために、Eコマースシステムは、頻繁に新しいキャンペーンなどへの対応が必要になり、システムの中でも新機能の要望が大変多いシステムと言えると思います。また、Eコマースのビジネスでは特にスピードが求められますので、全てのシステム対応において迅速な対応が必要となります。
ただし、そのようにいろいろなキャンペーンをできるがゆえに、得てしてキャンペーンが複雑になりやすい傾向にあり、お客様にとってはよくわからないキャンペーンになったりします。また、商品カテゴリーごとに担当者が分かれていたりすると、それぞれの商品カテゴリーでキャンペーンを考えるために、サイト全体で統一したキャンペーンではなく、同じサイトでもばらばらなキャンペーンが実施されているようなこともよくあります。
ECシステム関係者または周りでのあるある話
(A):「先日実施したキャンペーンについて、お客様から様々な問い合わせがあったよ。」
(B):「どんな問い合わせがあったの?」
(A):「とにかくキャンペーンが複雑すぎるみたいで、仕組みについてよくわからないとい問い合わせが多かったよ。」
(B):「確かに、我々でもキャンペーンの仕組みを誤解していたり、あまりにキャンペーンがたくさんありすぎて、現在どのキャンペーンが有効なのかわからなくなってくるよ。」