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IT入門お役立ち情報:コーディングボードゲーム(コードマスター)

コーディングボードゲーム

子どもたちが遊びを通して、プログラミング(コーディング)の基礎知識を習得するためのボードゲームがあります。

通常のボードゲームと同様に、ひとりまたは複数のプレイヤーで行い、スタートからゴールへ到達すれば終了になります。

各ボードゲームでは、コマが動くことのできる動作が予めいくつか決められており、それら動作を組み合わせたり、順番に並べていってゴールまでたどり着けるようにします。

プレイヤーはゲームを通じて、次のようなプログラムに関する基礎知識を学習することになります。

自分のコマを進めていくためには、コマの動作の組み合わせや順番を考える必要がありますので、プログラムを動作させることを考えるのに役立つゲームといえます。

これまで私が試したボードゲームを、いくつか紹介したいと思います。

CODE MASTER コード・マスター

NASAなどでプログラミング経験があるアメリカのITエンジニアが作ったボードゲームです。

アバターと呼ばれる自分のコマを、マップ(地図)上にある経路を通って、指定されたスタート位置からポータルというゴール位置まで、クリスタル(お宝)を獲得しながらたどり着くようにします。その際に、ガイド・スクロールといういわばプログラミングでいうフローチャートに基づいて、正しい進行手順を作成するゲームです。

マップごとにレベルという複数の指示条件があるために、同じマップでもレベルを上げると難易度が高くなりますし、マップもシンプルな経路から複雑な経路のものまで複数ありますので、子供から大人まで楽しめると思います。

スタートからゴールまで辿り着く進行手順の作成は、次の3種類のアクション・トークンと呼ばれる、マップ上のどの道を通るか決める通行証のようなものをガイド・スクロール上のフローチャートの枠に並べていきます。

上級者レベルになると、ガイド・スクロールに条件分岐の枠が出てきます。その時は、次のようなコンディショナル・トークンという分岐の条件を規定したものを配置して、その条件分岐に従ってガイド・スクロールを完成させることになります。

このゲームは、ひとりでマップのレベルとガイド・スクロールの指示に従って、正しい進行手順を完成させていくのですが、試しにトークンを置いてみては実際にコマを動かして正しいかどうか検証できるので、プログラミングの基本アルゴリズムを体験するのには大変役立つと思います。また、高いレベルになるとかなり難しくなりますので、私自身も正しい手順を完成させるのに結構時間がかかりました。

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