コーディングボードゲーム(CODER BUNNYZ & CODER MINDZ)
引き続き、私が試したプログラミング(コーディング)の基礎知識を習得するためのボードゲームを紹介したいと思います。
アメリカの小学生の女の子が作ったボードゲーム2つですが、すごく良くできていて、とても小学生が作ったとは思えませんでした。
CODER BUNNYZ
自分のコマであるうさぎが、途中で人参を獲得しながらスタートからゴールまで早く到達するのを、最大4人までで競うゲームです。
ボード上にフェンスや水たまりなどの障害物を任意に置いて、それらを避けながら進みます。次の基本の4種類の動きがあり、それらが記されたカードを引きながら、コマを動かします。
前進・右へ向く・左へ向く・ジャンプ
ゲームの難易度を上げていくと、繰り返しカードを追加して繰り返し処理をできるようになったり、関数カードで複数カードをひとまとめにして処理を抽象化することを行ったりできます。また引いたけど使わなかったカードを手持ちのストックとして置いて、そのカードの並べ方でリストやスタックとキューなどのデータ構造を学ぶことができたりします。
そして、最終的にはカードを引くたびに自分のコマを実際に進めるのではなく、手元にカードを持っておいて自分がゴールに到達したと思ったら、そのカードの進行順序に従ってコマを動かして正しくゴールまで到達できるか確認します。つまり、コマを実際には動かさずに、手元でコマの動かし方をプログラミングするような遊び方になります。
CODER MINDZ
AIを模したボードゲームです。
自分のコマであるロボットがイメージアイコンを獲得しながらゴールまで進みます。
次のようなカードの命令に加えて条件処理やループ処理などを含んでいて、よりコードレベルのゲームになっています。
前進・右へ進む・左へ進む・いずれかの方向進む・関数カード
CoderBunnyz – Be Coder, Be Cool !!
以上、2つのボードゲームについてはプログラミング学習にとても役に立つとは思うのですが、残念ながら現時点で日本での正規輸入販売は行われていないようです。私自身は並行輸入業者から購入したのですが、当然日本語の説明などはありませんでした。しかし、ゲームの遊び方自体はそんなに複雑ではないので、なんとかゲームの遊び方を理解できれば、十分楽しめるのではないかと思います。