IT入門お役立ち情報:情報処理安全確保支援士試験受験編(その13)

情報処理安全確保支援士試験に合格しました

令和2年度10月試験を受験しました。そして、合格することができました。

そこで、午前・午後のそれぞれ問題ごとに、その内容と自分の解答について振り返ってみます。

午前Ⅰ問題

これらの問題については、私自身の準備期間も限られていたので、今回は特に試験勉強は行いませんでした。これまで、いくつかの情報処理試験を受験してきて、その度に勉強してきた箇所なので、改めて勉強する必要もないだろうと考えていました。ところが、いざ試験が始まり問題をさっと眺めていると、簡単に解けそうにないと思われる問題があり、初めは内心少し焦りました。ただし、落ち着いて問題に取り組むと、これまでの知識を応用したりして、大抵は解くことができましたし、実際に8割以上の得点も取れていました。結果的には問題なかったのですが、以前に試験を受けたのが10年以上前だったので、今回もし時間に余裕があったのであれば、少しでも復習を兼ねて勉強をしておいたほうが安心だったかもしれません。

午前Ⅱ問題

これらの問題については、参考書でじっくり時間をかけて学習しましたし、過去問題もいくつか解いていたので、およそ9割以上の得点を取ることができました。改めて実感したことですが、この領域は関連知識を習得すればするほど、得点に結びつきやすいので、比較的対策がしやすいと思います。しかし、別の言い方をすれば、学習していない問題は解答を推測することさえ難しいので、当てずっぽうで解答するしかないですね。

午後Ⅰ問題

まずは、解答する問題を3問中から2問選択しなければならないのですが、この問題選択も得点をする上では、重要だと思います。自分の得意な分野を選択するか、あるいは不得意な分野は選択しないという判断を、最初に少し時間をかけてしっかりとする必要があります。私の場合は、システム運用管理の経験が長く、システム開発については近年あまり深く経験していないので、プログラム開発をベースにした問題を除く選択をしました。

また、午後Ⅰの問題は記述式の解答で、なおかつ文字数も比較的少なめですので、キーワードを誤ったりしてしまうと得点が難しくなると思います。したがって、適切な字句を答える問題では、本文中にある字句や一般的な用語をなるべく使うようにしましたが、今回はあるプロトコル名を間違ってしまいました。これらは正しく覚えていれば、解答できたはずですので、もったいなかったと思います。しかし、結果として8割以上は得点できていましたので、今回は記述式問題の勉強を集中して実施した効果があったと思います。

午後Ⅱ問題

こちらも解答する問題を2問中1問選択しなければならないのですが、今回もプログラム開発の問題を避けて、クラウドサービスの問題を選択しました。予想通りに、昨今のテレワーク環境に関する題材が出題されたのですが、想定以上に問題が複雑で、何を解答として求められているのか見極めるのが難しくて、解答に苦労をしました。試験が終了した時点では、得点はかなり厳しいのではないかと思っていたのですが、結果としては8割ほど得点できていたので、なんとか出題者の意図を汲み取ることができたのではないかと思います。午後の記述式の問題については総体的に言えることですが、出題者の意図が何かということを読み取ることが、大変重要ではないかと思います。

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