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過去に読んだ本:一言書評・読書ログ-68

PexelsによるPixabayからの画像

これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。

天の瞳 幼年編 灰谷健次郎(著)

主人公の倫太郎少年が保育園から小学校生活を通しての成長を描く。

学校の先生から学ぶというより、周りの大人たちからいろんな学びを得ていくことが多く、人としての生き方を学んでいる。

特に子供時代に持つ素直な感情や疑問を、人は成長するにつれ、ふつうは大人になると抑え込みがちだが、果たしてそれが正しいのだろうかと考えさせられる。

あれか、これか 野口真人(著)

モノなどの本当の価値を見極めるファイナンス理論をわかりやすく解説している。

ファイナンス理論でのモノの価値とは、そのモノが将来生み出すお金の総和で決まるようだ。

だから、現在お金をあまり生み出していないが将来期待される企業などに、とんでもない金額がついたりするのだろう。

また投資をするなら分散すべきといわれるが、これも理論的に証明されているようだ。

人生の勝算 前田裕二(著)

SHOWROOMというネットライブサービスを立ち上げた著者が、自身の経歴などを交えてビジネスや人生で大切なことを説いている。

著者の経歴を読むとそのエネルギーに圧倒されるが、それは若い頃の逆境がモチベーションになっているようだ。

何事も技術や能力よりもモチベーションが何よりも勝ることを改めて思う。

神曲 ダンテ(著)

キリスト教的観点より地獄から天国までが描かれている。

ダンテ自身が案内に導かれながら地獄や天国の様子を見たり、そこにいる人たちから聞いたりする。

地獄にいる人たちは犯した罪のためにそこにいるわけだが、私自身の感覚からすれば、どうしてそこにいるのかと思われる人たちも混じっている。

しかし、ダンテや当時の宗教的な背景から考えると、当然だったのかもしれない。

弱いつながり 東浩紀(著)

ネットで検索するとき、検索ワードによって得ることのできる情報が左右される。

しかし、普段自分が使う検索ワードは限られるために、得る情報も限られる。

著者は旅をすることによって新しい検索ワードに出会うことができるという。

旅は日常とは異なる環境なので、普段の自分ではやらないことや思わないことが、新しい気付きには大切なのだろう。

コミュ力は「副詞」で決まる 石黒圭(著)

副詞によって話し手や書き手の気持ちが表現されることが多く、聞き手や読み手がそれに反応するようだ。

確かに、文章に添えられる副詞によって、文意が変わったり、微妙なニュアンスが出たりする。

時には使う副詞によって、その人の人格のようなものまで判断されてしまう。

自分が使う副詞は、これから気をつけて選ぼうと思う。

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