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書評・読書ログ:フィルターバブル インターネットが隠していること:イーライ・パリサー

フィルターバブル インターネットが隠していること

イーライ・パリサー(著)、井口耕二(訳)、早川書房

インターネットがオープンな世界ではなく、実は個々人に閉じられた世界になりつつあるらしい。

2009年12月4日

「グーグルは、57種類もの信号(ログインの場所や使っているブラウザーから過去に検索した言葉まで)を使い、各ユーザーがどういう人物でどういうサイトを好むのかを推測するようになった。」

すなわち、検索エンジンなどを使用するときに、パーソナライズされたフィルターのせいで、実は自分に興味関心のある情報ばかりに囲まれてしまっているようです。このような状況だと、自分にとってはあまり興味関心がないような情報などの新たな出会いが妨げられていることになり、私自身これはとても問題だと思います。

例えば、フィルターを通してアクセスするときと、自らフィルターを通さずにアクセスできるときと、選択できるようにすべきだと思います。フィルターを通せば、自分が志向している情報に容易にたどり着けますし、フィルターをはずせば、新たな情報に触れることができます。

いずれにしろ、現時点では、自分が見ている情報が、フィルタリングされていると意識すべきでしょう。

以下に、本書で私が重要だと思った点や気づきになった点など挙げてみます。

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