サイトアイコン ITコンサルタント:佐藤豊史(さとうとよし)のブログ

グローバル企業あるある、外資系企業でよくあること(その9):職務範囲が明確

職務範囲が明確

自分の職務範囲以外は対応しない。

私の会社では各自自分の職務範囲を規定した職務記述書があり、どのような仕事をするべきかまたは期待されているかが決められています。自分の担当が明確なので、それぞれの仕事を誰がすべきかについて議論になることは基本的にありません。

しかしながら、新しい業務が増えたり何か問題が発生したりして、職務記述書にカバーされていない仕事が発生した場合は、誰も担当をしないか誰が担当をするかで議論になったりします。このような場合に日本人であれば、自ら担当を申し出てくれる奇特な(有難い)方がいたり話し合いで担当を決めたりすることが、すべてそうであったわけではありませんが割と多かったと思います。

ところが、海外の担当者とこのような状況になった場合は、彼らは自分たちの職務範囲以外の仕事については基本的に対応をしようとしてくれません。自分の職務範囲以外のことはできないし、責任が持てないというわけです。ある意味適切な対応だとは思いますが、日本人の私としてはもう少し融通を利かせてほしいと思ってしまいます。

もしこれが何か問題が発生した場合であれば、悲惨です。誰もが自分の担当ではないとたらいまわしにされて結局問題解決がされないままになってしまいます。これは日本人でもよくあることですが、最終的にはどこかで誰かが対応をしてくれることが多いと思います。しかし、海外の担当者にはまずは誰かに自分の仕事だと理解させることが必要になりますので、これが大変苦労をします。(やれやれ)

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