時間術シリーズ:時間を有効に使うための本
私は時間がすべての人間に平等に与えられた一番貴重な資源と考えており、私自身時間を有効に使いたいと常々思っています。そのために役に立つ本をいくつか紹介したいと思います。
自分の時間 1日24時間でどう生きるか アーノルド・ベネット(著)
20世紀の初めに出版された本書は、多くの人たちに支持されて21世紀になった今も読み継がれています。当時と現在では人々の暮らしぶりも随分異なっていますが、この本に書かれている次のような点は、現在の私達の暮らしでも十分に有益な時間の大切さや有効活用について述べられています。
- 早起き、朝の1時間は夜の2時間に匹敵する
- 誰もあなたから時間を取り上げることも盗むこともできない
- 我々には今あるだけの時間しかない
- ただ始めさえすれば良い
- 初めからあまり多くのことを企てない
- 習慣を買えるなら、さり気なく始める
神・時間術 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 樺沢紫苑(著)
著者が普通の人の4倍以上の仕事をこなして、2倍以上の自由時間を確保するような神がかった時間術を紹介しています。集中力をどのように活かすかがメインのポイントで、集中力によって脳のパフォーマンスが引き出されて、自分の時間を何倍にもすることができると述べています。また、その集中力をどのようにして生み出すかについても言及しています。
本書で紹介されている極意をいくつか挙げてみます。
- 非常に集中力を要する仕事と、集中力をさほど使わなくてもできる仕事に二分する
- 集中力を高めるのではなく、集中力の高い時間に集中力の必要な仕事をする
- 集中力を要する仕事をこなすには午前中がよい
- 追い込まれたときに最高のパフォーマンスを発揮できるようになる
- 午前の会議は時間泥棒だが、午後の会議では気分転換になる
- 目をつぶれば脳は休息モードに入る
- 仮眠や日光を浴び歩く外食ランチなどで、午後に向けて集中力をリセットする
- 30分程度の有酸素運動で集中力をリセットする
- 寝る前15分に記憶したことは最も記憶に残りやすい
- 睡眠時間は削らない