ECシステムあるある、Eコマースシステムの開発・運用でよくあること(その2):Eコマースシステムは一般消費者が評価する

Eコマースシステムは一般消費者が評価する

Eコマースシステムは、商品やサービスを購入する一般消費者である顧客が、直接使うシステムであるため、お客様に直接評価をされるシステムといえます。

一般の会社が開発・運用している社内向けのシステムでは、通常は社内のユーザ部門が使用するために、たとえシステムに問題があったり、使い勝手が悪くても、システムを使うことを止めたりすることはできず、使い続けるしかありません。そして、システムへの厳しい評価が取り上げられなかったり、場合によっては、システムを使う側に問題があるとか、使う側がシステムに業務を合わせるようにしなければならないとか言われることさえありえます。

ところが、Eコマースシステムの場合は、もしお客様がシステムに対して厳しい評価をした場合は、二度と使ってもらえなくなるようなことにもなりかねません。つまり、お客様の評価に直接影響を受けるシステムだといえます。

また、お客様からのお問い合わせの窓口を設けておくと、電話やメールなどでお客様の声が直に届く事が多くあります。その中に、ときにはお客様のお叱りの声もありますが、お客様の喜びの声もあります。そのような声が届くと、お客様の役に立っている実感を持つ事できますし、そういったお客様の声が自分たちのモチベーションに繋がります。

また、お客様が直接評価するシステムだからこそ、お客様の声をもとに新しいシステムの開発やシステムの改善に反映させることもできるのです。

ECシステム関係者または周りでのあるある話

(A):「この前、お客様からシステムの問題でお叱りの電話があったぞ。今後はあのような問題は起こさないでくれよ。」

(B):「いや、申し訳ない。今担当者が同じ問題が再発しないように対策を検討中なんだ。」

(A):「よろしく頼むよ。でも、別のお客様からはシステムが使いやすくなったとお褒めの言葉があったな。」

(B):「そうか、苦労してシステムを改善した甲斐があったよ。」

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