グローバル企業あるある、外資系企業でよくあること(その8):あ・うんの呼吸は通用しない
あ・うんの呼吸は通用しない
外国人に対しては、相手に要望することを細かく伝えないとこちらの期待通りにはなかなか動いてもらえません。日本人同士なら言葉にしなくてもある程度相手の気持ちを察してお互いに行動をしますが、そのような日本人にとっては当たり前のことが通用しません。
日本にいる外国人ならばまだ日本人のそのようなコミュニケーションを知っているのである程度理解してもらえますが、これが海外の外国人であればまったく通用しません。
例えば、何かシステムで問題が発生してその解決を依頼する場合に、日本人はその問題の根本的な解決をしてその他にも関連の問題が起きていないか調査してもらうことを期待しますが、それらははっきりとしてほしいと伝えない限りその問題に対する応急処置がされるだけで対応完了となることが頻繁にありました。
確かにその問題だけを見れば応急処置であっても問題解決されているので依頼に対応したことになるのでしょうが、私としては根本解決や関連問題の調査をしてもらうことも仕事であれば当然のことと考えているため、非常にフラストレーションが溜まることが多かったです。このことについて苦情を言うとそんなことまでは依頼を受けていないと言われたこともありますし、日本にいる外国人からは日本人ははっきりとモノを言わないと指摘をされたこともありました。
いずれにしろ、どちらが正しいということではなく、常にあ・うんの呼吸が通用するわけでないと考えて相手によっては要望することを細かく伝えないといけないですね。