ITプロジェクトあるある、IT関連のプロジェクトでよくあること(その6):プロジェクトでの良くない兆候
プロジェクトでの良くない兆候
プロジェクトの行方は、プロジェクトに関わる人達によっても左右されます。
時にはプロジェクトの途中で助っ人が現れる。すなわち、新たな要員が加わることがあります。その方自身は優秀な方である場合が多く、当初は参画していなかったのに途中から加わるということは、プロジェクトが上手く進行しておらず、プロジェクトの立て直し要員として期待されていることが多いです。しかし、そのような状況で加わるということは、優秀な方であっても立て直すことは相当難しいことが多いです。
また、プロジェクトの担当者が途中で変わることも良くない兆候で、かなりやばいです。プロジェクトの進み具合は担当者によっても左右される事が多く、場合によってはほとんど進捗がなく時間を無駄にする事があります。そして、うまくいかないプロジェクトではよく担当者が交代したりします。私が経験したプロジェクトでも、プロジェクトメンバーが当初と終了時とで大きく変わったこともありますが、そのプロジェクトはやはり成功したとは言い難かったです。
大きなプロジェクトになってくると、複数のチームに分かれてプロジェクトを進めることがありますが、当初はお互いのチームが協力的に仕事をしていたのに、プロジェクトが進むにつれて問題が発生したり、その問題が増えてくるとチーム間で協力的でなくなる事があります。うまくいかない理由を他チームに探したり、他チームへの批判が増えてくることになります。また、ひどい場合には、同じチーム内でも途中からメンバー間でギクシャクしたりすることもあります。こうなると、プロジェクトは立ち行かなくなりますね。
プロジェクト関係者または周りでのあるある話
(A):「今度プロジェクトにXXXさんに代わって新しい担当者が来るらしいぞ。」
(B):「え、また、新しい担当者が来るのか。これで、担当者が替わるのは何人目になるのかな?」
(A):「当初のプロジェクトメンバーとはだいぶ顔ぶれが変わったようだね。」
(B):「やはりこのプロジェクトはあまりうまくいってなさそうだな。本当にやばいね。」