IT入門お役立ち情報:ITパスポート試験受験編(その10)
経営戦略とシステム戦略について勉強しました
経営戦略とシステム戦略の基礎知識として、次のような項目について学習しました。
- 企業活動
経営理念:企業の存在意義や価値観などを示したもの
経営戦略:経営理念を実現するための方策
経営計画:経営戦略を具現化するための計画(長期・中期・短期)
- 人材教育
OJT:日常業務を通じて知識や技能を習得していく訓練
メンタリング:キャリア形成や人格的成長を支援すること
タレントマネジメント:人材の職務経歴や能力などをデータ化して、適切な配置や育成に役立てる
- 経営戦略
コアコンピタンス:他社より優越した独自のスキルや技術
PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント):事業や製品を「問題児」「花形」「金のなる木」「負け犬」の4つのカテゴリーに分類して分析する手法
M&A(合弁・買収):新規分野への進出や事業の拡大・再編などのために、他社の経営資源を獲得
SWOT分析:内部環境の「強み」と「弱み」、外部環境の「機会」と「脅威」の4つのカテゴリーに分類して分析する手法
バリューチェーン分析:事業活動を機能ごとに分け、どの活動で付加価値が生み出されているか分析する手法
ブルーオーシャン戦略:競争のない新たな市場を創造する戦略
- 機能別戦略
マーケティングミックス:製品・価格・流通・販売促進の4つの要素をどのように組み合わせるか検討する
RFM分析:最終購買日、購買頻度、購買金額の指標を使って優良顧客を見つけ出す
技術ポートフォリオ:自社の技術力などを分析して技術戦略に役立てる
TOC(制約理論):ボトルネックになっている工程を見つけ改善することで生産性を上げる
JIT(ジャストインタイム):必要なものを、必要なときに、必要な量だけ生産する方式
BSC(バランススコアカード):戦略を遂行するために、財務・顧客・業務プロセス・学習と成長という4つの視点から検討する
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- KGI(Key Goal Indicator):重要目標達成指標
- CSF(Critical Success Factor):重要成功要因
- KPI(Key Performance Indicator):重要業績評価指標
- システム戦略
CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント):顧客に関する情報を管理して、顧客との関係を強化し、企業収益を向上させる手法
SFA(セールスフォースオートメーション):営業活動にITを活用して営業効率と品質を高める
ERP(エンタープライズリソースプランニング):販売・生産・会計・人事などの業務で発生するデータを統合データベースで一元管理する手法、これをソフトウェアに展開したものがERPパッケージ
BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング):業務プロセスを再設計して、企業の体質や構造を抜本的に変革すること
DFD(データフローダイアグラム):業務をデータの流れに注目して視覚的に表した図
E-R図:データの構造を実体と実体間の関連という概念を用いて視覚的に表した図
クラウドコンピューティング:事業者が提供するソフトウェアやハードウェアをインターネット経由で利用するもの、IaaS・PaaS・SaaSなどがある
Eコマース:消費者や企業間の商取引をインターネットなどの電子的なネットワークを活用して行うこと、BtoC・BtoB・CtoCなどの様々な取引形態がある
学習をしての気づき
様々な戦略やビジネス手法については数多くの用語があるので、これらを一通り学習することが必要です。IT技術者としてはあまり馴染みのない用語がありますが、ビジネスを実践する上では知っておくべき用語だと思います。
私自身も日頃携わらない業務に関する用語が多く、改めて知った用語もありましたし、詳細な意味を理解していなかった用語もありました。そのような観点から、今回の学習で私自身の知識を広げることができましたし、これまで耳にしてきた用語の整理にもなりました。このような機会で学習しなければ、知らないままや深く理解できていないままでいたと思いますので、今回学習することができてよかったと思います。