過去に読んだ本:一言書評・読書ログ-76
これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。
そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ(著)
母が小さい頃に亡くなり、次々と新しい父親や母親と暮らすことになる少女。
一般的にはつらい生活だと思われるが、それぞれの親からとても愛されて育つ。
親になった人たちが血はつながっていないが、その子のことを大切に思う気持ちがあふれているようだ。
愛情というものは、このように親から子へ受け渡されていくのだろう。
働き手不足1100万人の衝撃 古屋星斗、他(著)
世間では人手不足と言われているが、今後訪れる人手不足は、我々の生活を維持するために必要な労働力、医療介護、建設、物流などいわゆるエッセンシャルワーカーが足りなくなるらしい。
そうなると自分たちの生活レベルを低下せざるを得ないという恐ろしい状況が想定される。
本書ではそれを回避するための提言がなされている。
今後は人々の意識の変化とイノベーションが必要だということは全く同感だ。
ひと 小野寺史宜(著)
父と母を突然亡くした青年がなんとか自立していこうとする。
助けてくれる親戚などはいないが、出会った人たちの中で助けてくれる人がいる。
もちろん、トラブルを持ち込む人や期待を裏切る人も出てくるが、それに対しては逃げずに向き合っている。
ひとはいろんな出会いがあり、その中で生きていくものなのだろう。
1973年のピンボール 村上春樹(著)
僕と鼠、それぞれのあてもなくさまようような日々。
しかし、このままではいけない、何かを変えなくては、何かと決別しなければ、などの若い頃に自分も感じたであろう焦りにも似た気持ちを思い出す。
あの頃はなにか早く答えを出さなければと思っていたのだろう。
道長ものがたり 山本淳子(著)
我が世の望月の歌で有名な藤原道長がどのような思いで生きそして死んだのか、歴史資料などから彼の心の動きを記している。
歴史で学ぶ藤原道長は栄華を極めた平安時代の最高権力者ぐらいの認識だが、彼の生き様を見るとはたして幸せな人生と言えるのかと思ってしまう。
傍から見ると幸運に恵まれたように見えるが、その反面、その反動を恐れていたようだ。
この国のかたち(一) 司馬遼太郎(著)
日本という国や日本人について著者の様々な考察が集められている。
日本の歴史などを踏まえて日本や日本人の特徴について説明がされている。
他国との違いについては納得のいくことが多い。
日本の歴史の中でも昭和初期の戦争の時代だけは特殊であったため、その時代を除いて日本の歴史は誇るべきもののようだ。
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