ECシステムあるある、Eコマースシステムの開発・運用でよくあること(その4):Eコマースシステムは売上に直結している
Eコマースシステムは売上に直結している
Eコマースシステムは、サイト自体が店舗の役割を果たしていますので、売上に直結しているシステムといえます。すなわち、システム自体の良し悪しが売上に影響しますので、サイトが消費者にとってわかりやすく、使い勝手が良いことが必要になります。
そのために、サイト自体の使い勝手にはとことん拘る必要があります。なぜなら、使い勝手が悪くよくわからないサイトであれば、自分の経験からしてもすぐにサイトから離脱されてしまいます。まず、判断に迷うような項目は極力減らさなければなりません。また、入力すべき項目も少なければ少ないほうが良いです。これも容易に理解できると思いますが、サイトで処理を進めるのに入力すべき項目があまりに多すぎると、途中で入力を諦めてサイトから離脱してしまいます。
また、サイトの構造はある意味実際の店舗内の棚割りと同様の役割がありますから、わかりやすいサイト構造が必要です。消費者が迷わずに目的の商品が購入できるページに到達できるための導線設計は重要で、そのためにはきめ細かいサイト導線の設計などが必要になってきます。
Eコマースシステムでは、消費者にとってサイトの情報がすべてです。つまり、消費者はサイトに記載されている商品の説明などのコピーだけで購入に関する判断をしますので、わかりやすいコピーが必要です。そのためには、お客様にとってわかりやすく、かつ購入する気にさせるようなコピーを書くためのセールスライティングのスキルも重要になります。
ECシステム関係者または周りでのあるある話
(A):「最近Eコマースシステムで、この商品の売上が伸びていないようだ。」
(B):「そういえば、少し前にこの商品に関するサイトのリニューアルをしていたな。」
(A):「もしかしたら、それが何か影響しているかもしれないな。消費者からは何かが分かりづらくなっているかもしれない。」
(B):「早速サイトの構造や導線設計、コピーなどを見直してみよう。」