ECシステムあるある、Eコマースシステムの開発・運用でよくあること(その5):Eコマースシステムはお客様の行動がわかる

Eコマースシステムはお客様の行動がわかる

Eコマースシステムでは、アクセスしてきたお客様のデータを取ることが可能です。つまり、お客様の行動をトラックしやすいということです。

Eコマースシステム上で何かテストをしたい場合でも、容易にデータを取得できるので、テストがしやすく結果がすぐに分かリます。そして、その結果を分析することによって、お客様の反応がどのようだったかすぐにわかります。例えば、サイトのページやキャッチコピーなどを二種類用意して、どちらが効果的かをテストするABテストが簡単にできます。最近はウェブサイト上で簡単にテストができるツールがたくさん利用できますので、何が効果的かをあれこれ机上で考えるよりか、実際にすぐにテストをしてその結果で判断する事ができます。

また、Eコマースシステムでのお客様の行動に関して長期間取得を続けていくと、相当数のデータを取得することができるので、将来ビッグデータとして活用できる可能性があります。また、このような大量のデータを分析して、Eコマースシステムの改善につなげることができます。例えば、サイトの訪問から購入に至るまでのお客様の画面遷移を分析することによって、問題点を発見することができたり、逆に効果的なところを確認することができます。

このように、データを活用してPDCAを回すことによって、Eコマースシステムやサイトの改善をすることができるようになります。Eコマースシステムは常に改善していかなければならないので、特に短期でPDCAを回すことが重要になってきます。

ECシステム関係者または周りでのあるある話

(A):「先日この商品のキャッチコピーについて2種類用意してどちらが効果的かABテストをしたよ。」

(B):「それで、結果はどうだった?」

(A):「あるキャッチコピーのほうが断然購入までコンバージョン率が高かったので、早速そのコピーに切り替えたよ。」

(B):「このようなテストをたくさん実施して地道にサイトを改善していくのが、Eコマースシステムの改善の王道だよな。」

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