グローバル企業あるある、外資系企業でよくあること(その6):異文化組織
異文化組織
私が働く会社は多国籍企業です。
会社の本部がスイスにありますが、スイスはヨーロッパの中でも他国に対して比較的オープンな国のように思います。周りはフランス・ドイツ・イタリアなど大国に囲まれていますが、スイス自身は小さな国ですので、昔から自国以外に目を向けていたようです。そのため、昔から他国に進出しており、スイス本部でも各国から人が集まって働いていますし、経営陣の国籍も豊かです。
日本の社内でも数は多くはありませんが、いろんな国の人たちが働いていますし、それぞれの文化も多様です。そのような異なる文化が共存するためには、異文化に対してはオープンになる必要があります。どの考え方や行動が正しいということではなくて、違った考え方や行動があるということを理解しなければなりません。
私も若いころは、なぜそのような考え方をするのだろうかとか、それは間違った行動ではないのかと悩んだこともありましたが、今では世界で唯一正しい考え方や行動というのはないと理解しています。
仕事をするうえではみんな同じ目標を達成するために働いていますので、その観点では同じ気持ちで一緒に働けますし、また同じ人間ですから根本の部分は同じだと感じます。いまでも時々なぜと思ったりすることもありますが、すぐに気持ちを切り替えられるようになりました。
なお、日本人だけの職場ではやはり日本人の価値観がベースで働けますので、思いっきり日本人として行動しています。