IT部門あるある、社内システム部門でよくあること(その1):システム部門とユーザ部門

システム部門とユーザ部門

情報システムを業務で使用する一般企業には、一般的にシステムを使用する側のユーザ部門とシステムを導入・運用する側のシステム部門があります。

ユーザ部門と一口に言っても、会社によってはいろいろな部門があります。私が勤める会社のようにメーカーであれば、製造部門から営業部門、そして人事・総務、経理・会計、マーケティング部門、サプライチェーン部門などと多岐に渡っています。各部門によって仕事が違うわけですから、同じ会社と言ってもそこで働く人たちの特徴や考え方は、それぞれ部門によって違うところがあります。

ところが、そうした各部門間の違いも、システム部門とユーザ部門との違いには到底及びません。その違いがどれほどかというと、システム部門の人間はユーザ部門からすると、違う会社の人間に見られることさえあります。

例えば、システム部門はシステムの専門用語を使用しがちなので、ユーザ部門はシステム部門の言っていることが、よくわからない場合があったりします。システム部門は、普段部内の人間やIT業者とはシステム関連の用語を使って仕事をしていますので、ユーザ部門と話をするときに意識しないと、ついそれらの専門用語を使ってしまいがちです。

また、システム部門の仕事は、その会社の業務とは直接関連がない場合もあり、他部門の業務とも大きく異なる事が多いので、ユーザ部門からすると分かりづらいところがあります。一方で、システム部門はユーザ部門の業務やミッションなど、仕事上何が重要なのかということを理解していないことも多々あります。

このような状況から、これまでお互いの考え方の違いを感じたり、いろいろなすれ違いが起こったりということを経験してきましたので、それらを一般企業の社内システム部門でよくあることとして書き連ねていきたいと思います。

ユーザ部門(ユ)とシステム部門(シ)のあるある会話

(ユ):この件は営業部門のSP(セールスプロモーション)担当のXXに伝えておくよ。

(シ):えっ、営業部門のXXさんはSP(システムプログラム)担当だったんですか?

(ユ):そうだけど?

(シ):???

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