キャリアの再開:個人事業主として開業する
2022年1月に、個人事業主として開業いたします。
ITコンサルタントとして、IT利活用、情報セキュリティ、そしてEコマース関連で支援を必要としている企業や組織、または個人を直接ご支援するような仕事をしていきたいと考えています。
会社を退職してから、今後の人生をどのように過ごすかと考えたときに、まずは自分の好きなことを存分にしたいと思いました。そして、実際に退職してから、自分がしたいと思っていたこと、例えば、いろんな勉強をしたり、自然とふれあうような活動をしたり、神社・寺院や美術館・博物館などを訪れたりしました。確かにそのようなことを思う存分できることは、自分の人生を豊かにできているという実感があり、とても楽しいのですが、一方でそれだけでは何か物足りない気持ちもありました。
そこで、もちろん経済的な理由もありますが、やはり何らかの仕事をして社会に関わり続けたい、そうするべきだという気持ちが同時に出てきました。
これまでの会社での仕事は、基本的に自分が受け身であった事が多いために、自分から何かを始めて成し遂げたという感覚はあまりなかったことは事実です。そのようなことを考慮すると、会社や組織に雇われて働く環境ではなく、自らが考え仕事ができる環境に身を置くべきだと考え、個人事業主として仕事をしていこうと思いました。
そして、どのような仕事でこれから自分が誰かのお役に立てるのかを模索しました。
まずは、自分のこれまであまり経験したことのない仕事や、自分の興味や関心のあることをベースにした仕事などを考えてみましたが、自分がそのような仕事で誰かのお役に立てることや、それに対して世間で何らかのニーズがあるとはなかなかイメージがしづらく、仕事としては難しいと感じました。
やはり自分のキャリアや個性を考えると、自分が得意なIT分野を中心に、これらの知識や経験を活かして、この分野で困っている方々のお手伝いができるはずだと思っています。
私自身は常に最新の技術やソリューションなどに精通しているわけではありませんが、支援を必要としている人たちよりは、IT分野においては少なからず先を進んでいると思っていますので、その差が自分の付加価値であると考えています。
当初は、すごい知識などを持っていないとITコンサルタントとして仕事などできないのではないかと考えていましたが、少しでも誰かのお役に立てるのであれば、それが仕事になると分かってきました。
実際に規模の大きくない会社や組織の方と話をしていると、求められているのは現場で役に立つほんの少しの知識や経験であったりします。
そして、その知識や経験を社会に還元するつもりで、同時に次の世代の人たちが活躍するのを助けることができればと思います。
最後に、個人事業主は定年がありません。仕事を続けるのも辞めるのも自分で決められる。この自由は、私にとっては何物にも代えがたい貴重なものです。
これからどのような経験ができるのか、とてもワクワクしています。