自然散策-1:須磨アルプス

六甲山地の西端、神戸市須磨区にある須磨アルプスを縦走してきました。

須磨アルプスは、西側から次のような標高の低い山の連なりになっており、昔の登山家が「神戸槍」と呼んで遊んだところだそうです。

  • 鉢伏山(248):展望台があり、そこから観光リフトで須磨浦山上遊園に行くことができる。
  • 旗振山(253):昔大阪の米相場を岡山に伝えるための中継点であり、旗振茶屋がある。
  • 鉄拐山(234):ここから高倉台団地方面に向かうと、おらが茶屋がある。
  • 高倉山(200):神戸港のポートアイランドの埋め立てのために、削られてしまい、今は高倉台団地が建っている。
  • 栂尾山(274):高倉台団地からは、山頂に向けてハイカー泣かせのコンクリートの長い階段がある。
  • 横尾山(312):ここから東山へは、馬ノ背という露岩地帯が続く。
  • 東山(253):ここを過ぎると、板宿方面に下りる。

これらの山々の周りには遮るものがあまりないので、それぞれの山頂で展望台などから、全方面たいへん素晴らしい眺めを楽しめます。南の海側を望むと、大阪湾や明石海峡大橋が眺められ、見晴らしの良い日は、関西国際空港まで見えるそうです。また、陸側の東西を眺めると、東は大阪方面を、西は明石・西神方面を一望することができます。この眺めは、本当に一見の価値があると思います。

また、風化した花崗岩の露岩地帯にある馬ノ背と呼ばれる縦走路も、須磨アルプスの楽しみの一つだと思います。高低差のある岩場なので、登り下りするのは大変ですし、場所によっては両側が崖になっているところもあり、大変スリルがありますが、縦走して振り返れば爽快感があります。

須磨アルプスは、これらの山々を縦走してすべて登ることもできますし、特定の山だけを登り下りして楽しむこともできるので、今後も季節やその日の気分に応じて、散策を楽しんでいきたいと思います。

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