過去に読んだ本:一言書評・読書ログ-61
これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。
我々はどこから来て、今どこにいるのか?(下) エマニュエル・トッド(著)
各国の政治体制は、その国で主に営まれている家族形態に影響を受けるらしい。
核家族が中心の英米では民主制だが、共同体家族という形態のロシアや中国は権威主義的になるらしい。
世界にはいろんな価値観の人たちがいることを理解すべきなのだろう。
また、民主主義のあり方にもいろいろと考えるべきことがありそうだ。
真鍋博の鳥の眼 真鍋博(著)
イラストレーターである著者が60年代の日本の各都市を航空写真をもとに描いた作品。
各都市の街並みがとても細かいところまで描かれていて隅々まで見入ってしまう。
この本の解説をしている福岡伸一氏によると、世の中の人間はマップラバーとマップヘイターに二分されるらしいが、自分は間違いなく地図が大好きなマップラバーだ。
地図では全体を俯瞰して見ることができるので、気持ちがいいのだと思う。
ツバキ文具店 小川糸(著)
祖母から受け継いだ文具店で、手紙などを代筆する代書屋を営む女性の物語。
子供の頃から厳しく祖母に育てられ、一時期海外に身を置いていたが、祖母が亡くなり帰ってくる。
一人暮らしだが、近所や街の人達との交流やいろんなお客さんからの依頼で、人生の機微に触れていく。
人と面と向かってやり取りするのではなく、手紙で自分の気持ちをやり取りするのは趣きのあるものだ。
薔薇の名前 ウンベルト・エーコ(著)
中世のイタリアの修道院で様々な事件が起こる。
院の中にいろんな書物が保管されているが、それらをめぐる物語が描かれている。
大量に印刷ができなかった当時は、書物が大変貴重でかつ重大な影響力を持つことは当然だっただろう。
またキリスト教の教会と異端と呼ばれる宗派との争いの凄まじさは、信じるもののためとはいえ圧倒される。
やりなおし世界文学 津村記久子(著)
世界の著名な文学作品を著者が読んだ感想を綴っている。
「華麗なるギャツビー」などいくつか自分が読んだ作品も紹介されており、共感できる感想や自分とは違う見方があったりしておもしろかった。
また多くの未読の作品については、概要だけではなくどんなふうに読んだかが分かり、いくつか読んでみたいと思う本に出会うことができた。
世界を変えた地図 ジョンOEクラーク(編)
地図というものは、その土地の名前や地形を表すためだけのものではないことがわかる。
政治的な意味合いで国境のように線が引かれたり、色分けされたりする。
また、人々の健康や富などの統計データを目に見える形で示した役に立つ地図がある一方で、プロパガンダや軍用のための地図があることも事実だ。
昔の世界地図には、アメリカ西海岸やアラスカ、オーストラリアなどが描かれていないものがあり、当時は未開の土地だったことが分かる。
パノラマ図や鳥瞰図は、その土地の自然や街の様子がよく分かり、見ていて一番楽しい地図だ。
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