過去に読んだ本:一言書評・読書ログ-67

これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。

マンガでわかるジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣 ジェームズ・クリアー(原作)

何かの目標を達成したり、何らかの成果を出したいと思うときには、小さくても良い習慣を積み重ねていくことが重要だと説く。

たとえ1つひとつの習慣は小さくても、それらが複利のように最終的には驚くべき大きな成果になるようだ。

何かを始めてもしばらくは目に見える成果が出ないが、続けていればある段階から急激に成果が得られることは人生の法則だと思う。

そのために良い習慣を続けるためのコツが、マンガでわかりやすく解説されている。

AXアックス 伊坂幸太郎(著)

一見平凡なサラリーマンだが、殺人を請け負う裏稼業を持つ男が主人公。

妻と息子がいるが、彼らは男の裏稼業のことを全く知らない。

そんな男が一体どんな人生を送るのかと読み進めた。

本来ならありえないと思われることが、もしかしたらどこかで起こっているかもと思わせられる。

たゆたえども沈まず 原田マハ(著)

画家のゴッホとゴッホの弟や日本人画商など彼に関わる人たちの物語。

ゴッホが精神に異常をきたし自殺をしたことは知っていたが、詳しい経緯などは知らなかったので、その時代の様子がよくわかった。

本当のところはわからないが、ゴッホ自身とても苦しかったのだろうと思う。

それでも後世に残る作品を描いたのは彼の使命だったのだろう。

家康、江戸を建てる 門井慶喜(著)

家康が未開の地だった江戸を町に作り変えていく物語。

江戸にたくさんの人たちが住むようになるためには、川の流れを変えたり、上水道を引いたり大変な工事が必要だったことが分かる。

今では大都会の東京だが、昔は人があまり住めるような土地ではなかったとは知らなかったので、その開発力に驚いてしまう。

そのような土地を町にすると決断した家康に先見の明があったということか。

SF超入門 冬木糸一(著)

未来に何が起こるのかを考えるために参考となるSF作品を紹介している。

SF作品に描かれていることが現実になっていたり、なろうとしていることを考えると、SFが未来を予測する材料になるのは確かだと思う。

SFを読むことは単純にエンタメとしてだけではなく人や宇宙について考えるきっかけになると思う。

奇跡のフォント 高田裕美(著)

フォントといえばパソコンで明朝体やゴシック体ぐらいしか使わず、その他にもたくさんあるなというぐらいの認識しかなかったが、フォントにもユニバーサルデザインがあり、それが視覚などに問題がある人たちに役立っていることを初めて知った。

著者がそのフォントを開発していく経緯などを描いた物語。

様々な問題が起こるが、著者のフォント開発にかける熱意はすごい。

また、教科書などに使われるフォントは子どもたちが字を覚えるための細かな配慮がされていてフォントの世界も奥深いと思った。

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