過去に読んだ本:一言書評・読書ログ-72

これまで読んできた本について、読んだあとに書き留めたことなどをもとに改めて一言ずつ書いてみます。

オオクニヌシ 梅原猛(著)

日本神話の大国主を主人公にした戯曲。

古事記を元にした筋書きだが、一部著者の創作も含まれている。

国譲りの話でオオクニヌシは国を譲る立場であるが、そこに至るまでの経緯や心情が描かれている。

本当のところはわからないが、国譲りというのは日本人の精神を反映しているような気がする。

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見るだけでわかる微分・積分 富島佑允(著)

学生の頃に苦手だった微分積分について、改めて学習したいと思い、本書を手に取った。

微分積分がそもそもどのような背景で考え出されて、どのような目的で使われる理論なのか、わかりやすく説明されていて、とても腑に落ちた。

そして、微分積分が未来を予測するため、様々な場面で使われていることがわかった。

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宇宙になぜ生命があるか 戸谷友則(著)

宇宙物理学者である著者が物理学の観点から生命の起源について考察している。

自分自身は物理や生物の理論がよくわからないところがあるので、内容を理解できていない部分もあるが、生命というものが発生することはとても稀な現象であるらしい。

自分としては、そこにやはり神秘的なものを感じてしまう。

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興福寺の365日 辻明俊(著)

奈良の興福寺の僧侶である著者が、興福寺のことやそこでの何気ない日常を綴っている。

奈良時代に建てられただけあり、歴史を感じるし、今日まで永らえてきたことはすごいことだと思う。

また有名な奈良の観光地の一つであるが、ここは人々の祈りの場であるお寺であることを改めて思わされた。

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へたも絵のうち 熊谷守一(著)

画家である著者が日経新聞の「私の履歴書」に連載したのをまとめた本。

名古屋の美術館で著者の絵画を観て、なぜかそれらに惹かれたため、著者のことを知りたくなり、この本を読んだ。

その生き様や考え方は、俗世間のわれわれとは少し異なっているところがあるように思える。

しかし、いつでもマイペースであるのはとてもうらやましい。

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アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック(著)

戦争の後に放射能で汚された地球で生きる人間と人間そっくりのアンドロイド、そして動物さえも人工である世界。

見た目では本物と人工物の見分けがつかない世界で、本物の人間や動物とは一体何なのかと考えさせられる。

将来、人間のような思考のできるアンドロイドができたとき、それとどのように付き合うべきなのだろう。

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