IT入門お役立ち情報:RPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツールを試してみました

RPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツールを試してみました

PC上での作業の自動化に興味があり、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツールで代表的なUiPath(ユーアイパス)を試しに使ってみました。無料で基本的な機能が使用できるライセンスがあったので、それをPCに導入しました。

使ってみた印象としては、感覚的に操作が可能でわかりやすいと思いますので、プログラミングができなくても自動化プロセスの設定はできると思います。

PC上で複数のアプリケーションを使って繰り返し行う作業の自動化には、とても効果的です。例えば、とても簡単な操作だけれど、何度も繰り返し行うような業務であれば、このようなRPAツールを使用することはとても有効でしょう。また、業務の現場であまりITの知識がない人でもある程度は設定できて活用ができると思いますので、そのような意味ではとても有益なツールだと思います。

ただし、当たり前のことですが、例外データがあるとうまく動作しませんし、アプリケーションのユーザインタフェースが変更になると動作しなくなることもあります。実際にある業務をRPAツールで自動化したのに、アプリケーションの仕様が変わったために、その自動化プロセスを使用できなくなったことを聞いたこともあります。

また、システム部門出身の私としては、常にシステムを構築したあとの運用やメンテナンスのことが気になってしまいますので、RPAツールを導入して自動化プロセスを構築したあとはどうなるのだろうと考えてしまいます。例えば、Excelのマクロ機能を使用して操作を自動化したけれど、その後担当者が異動してしまい、PCをアップグレードしたときにその機能が使えなくなってしまったことを経験しましたが、RPAツールも同じようなことが起こる可能性があると思います。

個人的な見解としては、もし全社的なシステムでシステム操作を効率化するような場合であれば、そのための機能を別途開発したほうがよいと思います。例えば、同じようなデータを大量に入力するような業務であれば、データを一括に入力できる機能を開発したほうが効率的ですし、運用も問題ないかと思います。

RPAツールを使うべきかどうかは、個々の業務の内容によると思います。特定の現場で特定の業務に関わる操作で繰り返し行うような業務であれば、RPAツールは大変有益なのではないかと思います。ただし、あまり複雑な自動化プロセスにはしないほうが良いのではないでしょうか。

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