日本古代史の謎、未だ解明されていない謎について(その7):スサノオのヤマタノオロチ退治

スサノオのヤマタノオロチ退治

天上の高天原を追放され、出雲の斐伊川に降り立ったスサノオは、八俣の大蛇(ヤマタノオロチ)の生け贄にされようとしているクシナダヒメと出会います。

ヤマタノオロチは八つの頭と尾を持つ巨大な蛇でしたが、スサノオはクシナダヒメを助けるために戦います。やってきたヤマタノオロチに強い酒を飲ませて酔わせ、眠り込んだところを剣で切り刻みました。そして、スサノオはヤマタノオロチの尾から、見事な太刀を見つけ、それを姉のアマテラスに捧げました。この太刀が皇室の三種の神器のひとつである草薙剣になります。

そして、スサノオはクシナダヒメを妻にして、出雲の国に宮を構えて暮らすことになります。

マイ古代妄想(私の個人的な解釈による誇大な妄想)

このスサノオのヤマタノオロチ退治の神話は、ヒーローが怪物からお姫様を救い、最後はめでたく結ばれるという典型的なストーリーで、世界的にも広く分布している説話といえます。やはり、このようなストーリーは、人類が共通で求めている何かを表しているために、世界中どこでも同じような話があるのでしょう。

このヤマタノオロチの正体ですが、単に物語の中の怪物ということではなく、当時の何かを象徴しているという説があります。まず、高志(越)、すなわち北陸の勢力ととらえて、出雲と北陸の武力衝突を神話化したものという説があります。また、斐伊川は洪水をよく引き起こす暴れ川のために、斐伊川のことと解釈する説もあるようです。そして、出雲国そのものを象徴しているという説もあります。私としては、スサノオが出雲そのものを平定したというよりは、北陸の勢力が出雲に何度かやってきては困っていたところを、武力制圧をして出雲に平和をもたらしたことを象徴しているのであればいいなあと思います。

それから、ここで重要な草薙剣が登場するわけですが、それが怪物で悪役のヤマタノオロチから出てくるのも特徴的だと思います。普通悪者からもらったものを大切にすることは抵抗がありますが、この神話ではそのようなことはお構いなしに邪悪なものから出てきたものを神聖なものとして扱います。これは特に日本的ではないかと思うと同時に、何事も見方によって捉え方も違ってくることにも通じるのかなとも思います。

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