キャリアの見直し-6:マーケティング関連部門への異動

システム部門でインターネット関連業務に携わってから数年後、システム部門からマーケティング関連部門に異動して活躍していた先輩からの引きもあって、私自身がシステム部門からマーケティング関連部門に異動することになりました。入社以来25年間システム部門で異動せずにいましたが、初めての異動で自分にとっては大きな転機になりましたし、この異動を誘導してくれた先輩にもとても感謝をしています。

もしそれまで社内システム関連の仕事ばかりをしていたら、そのような機会はなかったかもしれませんが、インターネット関連の仕事でウェブサイト運用に携わっていたため、異動する機会を得ることができたのではないかと思います。

これまでは社内システムのことばかり担当していたので、会社の業績などを日常はあまり意識することなく仕事をしていたのですが、新しい部署ではマーケティングの観点から日々会社の業績を意識することができて大変視野が広がったと思います。

異動して手始めにオンライン広告関連の仕事を経験できましたが、それまでの業務経験でシステムの基本原理やインターネットの仕組みなどを理解していたおかげで、オンライン広告の仕組みはすぐに理解ができ対応することができました。その後に、社内で本格的なEコマースシステムを立ち上げることになり、そのプロジェクトに関わることができましたし、それに関連する顧客管理システム(CRM)システムの構築・運用も経験することができ、自分の業務範囲がとても広がりました。

またウェブサイトの運用だけではなくサイト構築に関する仕事にも関わることができたので、オンラインメディアによる製品やブランドのコミュニケーションや、オンラインによるキャンペーン・プロモーションに関するたくさんの事例について経験できました。

この頃はいろいろな業務を経験できることは自分のためにもなると思っていたので、どん欲に新しい業務や他の人が積極的にやっていない仕事を進んで取り組むようにしました。またそうすることで、それまで誰もカバーしていない業務を会社としてカバーすることができて、管理職としても会社にも貢献できると思いました。そういう観点では、自分の業務範囲や業務経験を大きく広げることができた時期だったと思います。

ただし、それによって自分の責任が重くなってきてストレス・プレッシャーを感じることが多くなっていくことにもなりました。(続く)

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