ビジネスでのIT活用術(IT初心者向け)-3:システムの基本原理は変わらない

どんな初歩的なシステムでも、高度で複雑なシステムでも、コンピュータシステム自体の基本原理は変わりません。

私が初めて扱ったメインフレームと呼ばれる大型コンピュータや、少し小型のオフィスコンピュータ(オフコン)、また現在主流のサーバーやパソコンなどのコンピュータでも皆同じ基本原理で動いています。

コンピュータは入力装置からデータを読み込み、中央演算処理装置と記憶装置を使ってデータ処理を行い、出力装置でデータを書き出します。そして、これらのすべての処理はプログラムによって指示をされています。

したがって、プログラムの原理を理解すればコンピュータの原理を理解でき、どんなシステムであれシステムがどのように動作しているかをイメージできるようになると思います。また、どのように仕事をシステム化できるかについても、ある程度自分なりのイメージが持てるようになると思います。

そういう意味では、プログラミングを学習することはこれからのシステム化社会で役に立つのではないかと思います。

実際私自身最初にCOBOLというプログラム言語でプログラミングを学びましたし、今現在はPythonというプログラム言語を勉強しており、改めてどの言語も基本は同じだと感じています。どの言語でも構わないので、プログラム言語を何か一つでも習得できればシステムの基本を理解できると思います。そして、自分が何かシステムにかかわる仕事をするときに大変役に立つと思います。

今話題のAI(人工知能)も、そもそもは人間が作成したアルゴリズム(プログラム)に則って動作をしているはずです。したがって、AIもすべては人間の指示に基づいて動いていることになると思います。将来やってくるといわれているシンギュラリティ(技術的特異点)も、人間が作成したAIが人間の知性を超えることによる変化で、AIが人間を支配するのではないかと思われているかもしれませんが、最終的にはプログラミングしている人間が制御できるはずだと考えています。したがって、これからはAIを恐れるのではなく、どのように活用するかが重要になってくると思います。

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